タイトルは古道具にしてますが、
コレクションの一部を記録としてブログにアップしていきます。
ニッパー犬の置物
ちょこんと窓辺に座る、この愛らしいニッパー犬の置物。
実はこれ、私が子供の頃から実家にあった、大切な宝物なんです。

音楽好きなら一度は見たことがあるはず!
ちょこんと首をかしげた、愛らしい犬のマーク。
日本では『ビクター犬』として親しまれていますよね。

あなたの家にもこんな可愛いニッパー犬はいませんか?

ニッパー犬とは。
ニッパーは、1884年にイギリスで生まれたとされるフォックステリアのオス犬です。
彼の有名なエピソードは、亡くなった主人の声が録音された蓄音機に耳を傾け、不思議そうに聞き入る姿を画家フランシス・バラウドが描いた絵画「His Master’s Voice」に由来します。
この絵画は、1900年にイギリスのグラモフォン社によって商標登録され、
その後、アメリカのビクター・トーキング・マシン社(後のRCAビクター)など、
世界各国の蓄音機やレコード会社で使用されるようになりました。
日本では、「ビクター犬」や「ニッパー犬」として親しまれています。
- 実在した犬: ニッパーは1884年にイギリスのブリストルで生まれたフォックステリア系の雑種犬でした。知らない人に噛み付く癖があったため、「噛み付くもの」という意味の「Nipper」と名付けられました。
- 絵画の誕生: ニッパーの最初の飼い主であるマーク・バラウドが亡くなった後、彼の弟である画家フランシス・バラウドがニッパーを引き取りました。フランシスは、ニッパーが蓄音機から聞こえる亡き主人の声に不思議そうに、そして懐かしむように耳を傾ける姿を見て感動し、絵を描きました。
- 商標へ: この絵は、円盤式蓄音機の発明者であるエミール・ベルリナーの目に留まり、その感動的な光景から、彼はこの絵をそのまま商標として1900年に登録しました。
- ビクターのロゴ: 日本では、この「His Master’s Voice」のマークが、日本ビクター(現在のJVCケンウッド)のロゴとして長年親しまれてきました。そのため、日本ではこの犬は「ビクター犬」や「ニッパー犬」として広く知られています。
- 信頼と品質の象徴: ニッパー犬のマークは、長年にわたり、最高の技術と品質の象徴として世界中で愛されています。
ニッパー犬は、単なる会社のロゴというだけでなく、亡き主人を慕う犬の忠誠心や、音を通じて過去を偲ぶ人々の感情に訴えかける、心温まるストーリーを持ったアイコンと言えるでしょう。










大きいタイプの置物もありますが、なかなかお目にかかれませんね。
見つけたらついついコレクションとして迎え入れてしまいそうです。
しかし、この卓上タイプの置物はこれからも大切にコレクションとして受け継いでいきたいです。