ロイヤルコペンハーゲン ブルーフルーテッド

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ロイヤルコペンハーゲン ブルーフルーテッド フルレースの優雅な世界

今回ご紹介するのは、息をのむほど美しい、

ロイヤルコペンハーゲン ブルーフルーテッド フルレースのティーカップ&ソーサーです。

ご覧ください、この繊細な手描き!ロイヤルコペンハーゲンの代表的なシリーズであるブルーフルーテッドの中でも、この「フルレース」は、その名の通り、まるでレースのように細かく、そして豪華な絵付けが特徴です。

Royal Copenhagen Blue Fluted Full Lace

白磁の美しさに映える、深く鮮やかなコバルトブルー。

一枚一枚、丁寧に描かれた花のモチーフや、カップの縁にあしらわれたスカラップ(波型)の装飾、そしてその一つ一つに描かれた小さなドットが、全体のデザインに奥行きと上品さを与えています。

そして、特筆すべきはこのハンドル!くるりと巻いたような独特の形状は、このフルレースならではのデザインです。細部にまでこだわり抜かれた職人技が光りますね。

ソーサーもまた、カップに負けず劣らずの存在感です。

カップと同じく、中央から放射状に広がるような模様が描かれ、縁もスカラップで彩られています。このソーサーだけで飾っても絵になりますね。

ふるものさん
ふるものさん

さて、「古いモノコレクション」のブログとして、皆さんが気になるのは「いつ頃のモノなの?」という点かもしれませんね。

このカップとソーサーの裏には、ロイヤルコペンハーゲンを示す王冠のマークと、制作された時期を示すとされる三本の波線、そしてモデル番号の「1130」が記されています。

この「ブルーフルーテッド」シリーズは、なんと1775年に誕生した、ロイヤルコペンハーゲン最古のパターンなんです。

その中でも、特に手の込んだ装飾が施されたこの「フルレース」は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて特に人気を博しました。

ロイヤルコペンハーゲンの製品には、1889年以降、バックスタンプ(裏印)にある三本の波線やその周辺の文字に、製造年を示す小さな線やドットが加えられるユニークなシステムがあります。

一般的に、現在流通している「フルレース」の多くは、

1900年代初頭から中盤にかけて作られた、100年近い、あるいは100年以上の時を経たアンティーク、またはヴィンテージ品である可能性が高い

と言われています。

つまり、この優雅なティーカップ&ソーサーは、確実に「古いモノ」の範疇に入ります。

長い歴史の中で多くの人々に愛され、大切にされてきた「物語」が、この白磁の器に宿っているように感じられませんか?

日常使いはもちろんのこと、特別な日のおもてなしや、ただ眺めているだけでも心が豊かになる、そんな時を超えた魅力を持っています。

古いモノには、現代の大量生産品にはない、温かみと物語が宿っています。

このティーカップ&ソーサーも、これまで様々な人の手に渡り、多くの時間を共にしてきたことでしょう。

皆さんのコレクションに、この優雅な一点を加えてみてはいかがでしょうか?

【免責事項】

この記事で述べられている製造年代に関する見解は、公開されている情報や筆者の個人的な知見に基づいています。

アンティーク品の正確な製造年を特定するには、専門家による鑑定が必要となる場合があります。

また、商品価値を保証するものではありませんので、ご購入の際はご自身の判断でお願いいたします。

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