皆さん、こんにちは!今日は私の小さなコレクションの中から、とっておきの日本の古い豆皿をご紹介したいと思います。

一つ一つ異なる表情を持つ豆皿は、まるで小さなアート作品のようです。
赤絵の梅の豆皿
まずはこちら、鮮やかな赤が目を引く梅の絵付けが施された豆皿です。
梅は日本で古くから縁起の良い花とされており、冬の寒さに耐え春一番に花を咲かせることから、忍耐力や生命力の象徴とされてきました。
手描きならではの温かみと、力強い筆遣いが感じられますね。普段使いにもお正月などのお祝い事にもぴったりです。


裏には特に銘などはありませんが、この時代特有の雰囲気が伝わってきます。
瓢箪と花の豆皿
次にご紹介するのは、珍しい瓢箪(ひょうたん)と可憐な花が描かれた豆皿です。
瓢箪は古くから「無病息災」や「子孫繁栄」の縁起物として親しまれてきました。
その独特の形と、網目模様のような絵付けが面白いですね。横に添えられた紫色の花も、全体に優しさと華やかさを加えています。


こちらも裏面には銘は見られません。手触りからも長い年月を感じさせます。
2枚の豆皿を並べて




雰囲気の異なる2枚ですが、どちらも日本の職人さんの手仕事の温かみが感じられます。
並べてみると、それぞれの個性がいっそう際立ちますね。
現代の食器にはない、どこか懐かしく、心温まる魅力があります。
豆皿の活用例
日常使いの提案: 豆皿は、醤油皿や薬味皿としてはもちろん、小さなお菓子をのせたり、箸置きとして使ったりと、使い方は無限大です。アクセサリートレイとして玄関やベッドサイドに置くのも素敵です。
季節ごとの楽しみ方: 季節の移ろいに合わせて、のせるものや組み合わせを変えるのも楽しいです。春には桜餅を、夏にはそうめんの薬味を、秋には小さなお漬物を、冬には金柑を、など…。
古いモノとの付き合い方、魅力
古いものには、一つ一つに物語があります。
誰かが大切に使ってきた時間、そして作られた当時の職人さんの想いが込められているように感じます。
多少の傷や色褪せも、そのモノが過ごしてきた時間の証として、愛おしく感じられます。
現代の大量生産品にはない、一点ものの特別感を味わえるのも、古いモノの大きな魅力です。
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